アーカイブ: 2009年7月

英文法の学び方

ハートで感じる英文法vs英文法構造理解

中学からずっと英文法に重点を置いて学校の授業を受けてきた割には英語の仕組みに詳しくなってどんな長文が出てもこわくない、というわけにはいかない。それで、文法重視の英語学習はダメなんだ、これからは穎川が必要だと英会話スクールに行ってみるも、言葉を臨機応変に作って会話を成立させていくことができず、英語を嫌いになっていく。

今までの英文法学習が間違っていたのか?

やっぱり英文法の基本がわかってないと言葉の組み立て方がわからないから、会話の中身が制限される。英語の全ての組み立て方がわかれば、それを用いて、どんな文章でも作ることができるのに、学生時代の文法学習のトラウマが邪魔して英文法をないがしろにする。

スランプの後に、やっぱり英文法だと思って、中学英語に戻ってくるわけだが、中学高校時代と同じやり方をしていたら、つまらない。ということで新しい英文法学習方法を模索する人が出てくる。

そんな学習者のニーズに、ばちーんと当てはまったのが、NHKでもやってるハートで感じる英文法のたぐいのもの。テレビの前で「う~んなるほど」とうなずいた学習者も多いはず。

しかし、英語をハートで感じるにも限界がある。つまりは、英文法とはハートの部分とロジックの部分とがあるということを忘れちゃいけない。

ハートとロジックとどちらが大切かといえば、言語だけにロジックの方だ。(感性の豊かな芸術家、ミュージシャンや詩人はハートが大切というかもしれないけれど・・・)言葉は理屈が通らなければ、わけがわからない。

この英語のロジック(英文法)とやらを中学高校でやるはずだが、これが、訳だけを覚えたりすることに重点がおかれたりなんかして、英文法の授業は受けてもロジックが見えていないのが、致命的。

英語はしっかりつじつまが合っているから、それを理解できる授業を受ける必要がある。そして、わけがわかった上でハートに触れてみて、(あるいは場合によっては同時進行的に学び)ようやく本物の英語力が身に付き始める。

大手の英会話スクールの英語講師達や学校の英語の先生達を指導していて思うのが、この2つがどうも、全然ダメのよう。この英文法の2つをしっかり指導できる英会話スクールはすくないだろうな・・。

「ちょうどいいところで」を英語で?

英語でSay Whenと。この2単語が、実に何を言っているのかわからなかった。

アメリカの大学では期末試験が終わって新学期が始まる前までのシーズンにパーティーをやろうなんてことになる。パーティーなんて立派なもんじゃなくって普通に飲みとかんなんだけど、そこは雰囲気も良くするためにパーティーということで。

こういった場で留学生達は勉強以外のぶっちゃけトークに花が咲かせられるかどうかってところで英会話のスキルの上達具合を確かめたりなんかするわけだが、中にはお初の人とかがいて堅苦しいのがいる。

そんなことを言っている自分も最初の時は、馴染めずにいるわけで、そうこうしていると、その中に日本人が好きな妙に元気なやつが、日本人とみて、日本酒(←あまり手に入らないわりには、20代そこそこの学生にその味なんてわかりやしない。)を注ぎに来たりする。

ちなみに、アメリカでは酒の席で酒を注ぎ合うというのは基本的にはないので、「おれの酒が飲めねぇのか」などという英会話はないのだが、日本人好きの外人てのは、そういう日本文化をどこぞとやらから仕入れては、どんなもんかとやってみるんだろう。(でも、Can I buy you a drink?みたいに、ナンパしてるヤツはいた。)

と、その彼が言うのであります。英語でSay Whenと。この2単語が、実に何を言っているのかわからなかった。リスニングの問題じゃない。何度か聞きなおしているうちに、溢れそうになってくる「ももも・・・」。どうやら「Whenと言え」ということがわかって、whenと言ってみる。言ってみるが、何の事だかわからない。ぎりぎりまで注いで、なにやら説明されてようやくそういうのか、「ちょうどいいところで言ってくれ」ってことかとわかった。そして、whenと言えばやめるのかということがわかった。

して、彼にも注いでやる時に早速、Say Whenと言ってみると、日本語で返って来た「ももも」

さっそく使ってるし。しかも、妙にネイティブの日本人ぽい。あーあ。

 
横浜の英語教室の英語講師達によるブログ