英文法  授業風景

先生「 I like dogs. は私は犬が好き。ではI like dog. は?」
生徒「え、わかりません。」
先生「正解は私は犬肉が好きです。」
生徒「え~ 犬肉~?!」

と驚きの声がクラスの中に響き渡る。英文法の授業「名詞」の風景である。
それぞれの文法の授業に少なくともこうした驚きの声が数回あがるように講師たちは1時間のプランを練る。
何とか生徒たちに面白く、ためになる授業を提供出来るように。そして生徒たちが驚いてくれると、こちらの熱もあがってくる。
1時間のクラスは いわば 「劇場」なのだ。役者はその日の観客の質を見極めて、その日の演技に「味」をくわえる。
文法のクラスも一緒なのだ。ただただ、文法を語るだけだったら、ロボットにだって出来る。
そこに 人間でしか出来ない調味料を加えるのだ。スピーキングやライティングの授業は先生が比較的必要な授業だが、
文法の勉強は、一般の文法書が巷にわんさとあり、自分でやろうと思えば、ある程度自分で出来るのだ。
にもかかわらず 今日の文法の授業にもたくさんの生徒さんが集まってくれる。なぜだ。講師はそこを考える必要がある。
本では味わえない付加価値的な人間的な何かを多くの生徒達は求めているのではないだろうかと。

生徒 「それは、文法書に載ってなかったです。知らなかった~」
先生 「お、じゃあ 今日来た意味があったじゃない!」

そんな人と人とのやりとりの中に生徒さんたちは、文法クラスの価値を見出しているのかもしれない。

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