大学院受験の勉強法

大学院受験の効果的な勉強法について考えてみましょう。

まず、自分の受験する大学院の過去問を5年くらいまではさかのぼって全部解き、傾向をしっかりつかむようにしましょう。長文読解の内容把握を直接問う問題が多いのか、英文和訳が多いのか、英作文が多いのか、英作文にしても英文和訳なのか、あるテーマについて各自の考えを述べるエッセイタイプなのか等々、いろいろな出題形式があるはずです。もちろんこれらが組み合わされて複数で出題されることもあるでしょう。形式に慣れておくことが大事です。本校では様々な大学院受験を研究し、それぞれの大学院の傾向を熟知した講師と教材が揃っています。さらに当校ではただ過去問を解くだけではなく、この問題を解くことによりその大学院は受験生に何を求めているのか、何を考えさせたいのかなど、5年後、10年後の将来までも見据えて長期的視点から考えること意識しています。このことにより、単に受験に受かるだけではなく、卒業後どんな道に進んでいくのか考えることも出来ます。より具体的には、看護系の大学院に進みたいなら、看護の歴史をアメリカ南北戦争の時代背景と関連付けて学習するとか、環境問題を専門とするなら、産業革命からの歴史と地球温暖化を絡めて問題提起をするなど、英語指導のみならず、専門分野の追求する姿勢を持って指導に当たっています。

同じ大学院を受験した人にその人の経験を尋ねてみるのもよいでしょう。合格した人のほうが勿論よいですが、合格しなかった人からでも参考になる話が聞けるかもしれません。ただしその場合、相手が本当に正しいことを言っているのかある程度考慮する必要もあります。悪気はなくても素人の場合、勘違いや認識不足から誤った情報を伝えてしまう場合もあるからです。その点本校では、しっかりとした資料に基づいて信頼のおける情報のみを提示していますから、授業中などいつでも質問にいらしてください。さらに当校では外学院卒の講師が、どのような心構えで大学院を受験し卒業後その専門知識をどのように活かしていくかなど、経験をもとに説得力を持って生徒様にご説明させていただいております。

文法に自信がない人は、この際しっかり復習しましょう。大学院受験の入試は難解なリーディングが多いですから、文語的な堅い表現もしっかり把握できる力が必要です。フォーマルな表現に多い「倒置構文」の把握が特に大切です。当校ではこの点でも文法解説を熟知した講師陣が図解なども交えたオリジナル教材を用いて、基礎から発展までしっかりと解説しています。特に日本人に分かりづらい冠詞・加算・不加算名詞といった分野を、ネイティブのフィーリングを元に分かりやすく解説し、いわゆる文法丸暗記の授業はしないようにしています。また、大学院受験では、一文が3行や4行になるような長い文も出出来ます。これは従属接続詞が使われたり、関係詞や分詞構文、倒置や名詞節の繰り返しなどいろいろなことが一文で絡み合うことにより生じますが、当校ではこういった難解な文でも意味の区切りをしっかりつかんで、かたまりで文章を理解するように指導しています。このかたまりを把握することにより、どんなに長い文でも適確に解釈できるようになります。

難しい長文の理解力をあげるためには、英検1級の長文問題も有効です。自分の大学院の5年分くらいの過去問を解き終わったら、英検1級の長文に取り組むのもよいでしょう。当校では、英検1級合格者が高度な長文を的確に読み取るポイントをしっかり指導し、好評を頂いております。具体的には1回目は時間を決めて実力で解答し、2回目は辞書を丹念に調べて精読し、できれば全文訳を日本語で書き、解説にある訳例と比較してみるとよいです。その際、間違っていたところに特に注意し、なぜ間違えたのか理解し、次回に同じ間違えをしないように留意しましょう。独学では見落としやすい微妙な内容把握なども当校では理論や理由をしっかり指導していますから、確実に力が付いていきます。さらに、しっかり読む所と概略が分かればよい所を判別し、メリハリをつけて読むようにしています。このことにより大学院レベルの難解な長文でも、速く大量に読むことが出来るようになるのです。

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