中一英語の必須の学力とその勉強法

中一の必須の学力は、アルファベットの正確な筆写、基本単語の発音、つづり、意味の習得。文法項目で言うと(どの教科書でも扱うのは)be動詞、一般動詞、三人称単数現在のs,代名詞、助動詞(canなど)、現在進行形です。基本的かつ必須の学力は教科書の音読、音読筆写、本文の暗唱による教科書の完全理解です。これには繰り返し繰り返しの学習が必要になります。本校では音読を授業で行う際、まず生徒さんひとりひとりの発音を正しいものに矯正し自信をもって音読できるようにします。そして実際に声を出し音読してもらいます。その際意味のかたまりは一息に読み、意味の切れ目で短いポーズを入れるなどスピーキングにも役に立つような音読練習を指導します。このことは英検の2次面接試験でも求められるスキルです。次の段階で行うのは音読筆写です。教科書の本文を声に出しながらノートに筆写していきます。これに慣れてきたら講師が文章を声に出して読みそれを筆写していくディクテーションを行います。この練習は音声認識能力を高めるのに有効でリスニング力の向上にも効果があります。スペルの正確さも講師がその都度チェックするので定期試験対策も万全です。そして最後に本文の暗唱ですが音読、音読筆写をやっているので少しの練習で暗唱できます。教科書の本文を暗唱することによって、自己流の英文や不自然な英語を書くことを避けることができ正確なライティング力を養うことができます。また何より英語のリズムを体で覚えることができるため将来の英語学習にとってとても良い基礎作りになります。基本単語のつづりに関してはやはり一つ一つスペルを書いて覚えていくしかありません。一つの単語に関し数十回の練習が必要でしょう。この練習を重ねることによってスペリングの勘のようなものが養われつづりを覚えることが苦でなくなっていきます。意味の習得は教科書の英文の中で覚えていきます。これには意味を考えながらの繰り返しの音読が非常に効果的です。慣れてくればいちいち日本語に訳す必要はなく頭の中で意味を「絵」にしながら読みすすめることが可能になっていきます。日本語でもそうですが、意味が分かるということはそれを言葉ではなく「絵」や概念に置き換えて理解できるということです。このように内容に集中することによってそれを表現するための単語や成句は頭に自然に頭に入ってきます。これが理想的な語彙の習得方法です。発音に関してはやはりネイティブスピーカーの発音に慣れる意味で教科書付属のCDなどを繰り返し聞くことが必要です。この耳からの音の学習は将来的なリスニング力向上にとても重要です。日本人はスペルも意味も知っているがその単語を聞いたときにその単語を認識できないということがよくあります。これは耳からの学習をしてこなかったか軽視してきた結果です。理想はその単語の音を覚え、自分でも正しく発音でき、意味を文脈の中で捉えることができ、さらに正しいスペリングで書くことが出来ることです。そうなるためには何度も聴くだけでなくそれを自分の口でまねしてみることが必要です。その際はあまり発音記号にとらわれないほうがいいでしょう。当たり前のことですが正しい音の習得は実際の音を聞かない限り不可能です。文法項目については、何故そうなるのかまで掘り下げて理解したうえでその例文を暗唱し問題練習によって習熟しておくことが必要です。当校には各文法事項について教科書ごとに準拠した問題を十分な量用意しています。この問題演習を通じて基本的な事項のみならず発展的な事柄に関しても十分習熟することが出来ます。また中一終了時で英検4級取得を目指します。そのために普段の授業で教科書以外の4級のレベルにあった英文の読解練習をしていきます。それに伴った語彙習得もあわせておこないリスニング練習も取り入れていきます。

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