ドイツvsスペイン~EUの優等生vsEUの劣等生

2010年FIFAワールドカップの準決勝戦、ヨーロッパ勢の3カ国(ドイツ、スペイン、オランダ)が勝ち残り、ドイツ対スペイン戦が実現したが、結果は1-0でスペインが勝ったのは皆さんもご存知なはず。自分はこの試合をサッカーとは別の見方で楽しんだ。ギリシャの財政破綻を機にEU連合は同一通貨であるユーロ(euro)を使用しているため(ちなみにイギリスはユーロは未使用)に一気にユーロ危機が加速しどの国も財政出動、緊縮政策へと舵を切った。

There are huge differences between euro-zone economies, and these have shown up in persistent economic imbalances.While Germany runs a giant current-account surplus, other nations, like Spain, post deficits. With so many poor performers in the monetary union, the euro’s value and the overall growth of Europe could suffer.

ユーロ圏でのそれぞれの国の経済には大きな隔たりがあり、それは経済の不均衡という形で常に顕在化する。ドイツが現在大幅な財政黒字を計上しているにもかかわらず、スペインのような国は赤字を出している。通貨統一したユーロ圏には他にも経済の劣等生がいるためユーロの通貨価値とヨーロッパ全体の経済成長が阻害される恐れがある。

まさに「ドイツ対スペイン」は「経済の優等生vs経済の劣等生同士の戦い」であった。そして劣等生であるスペインが勝利したということはEUユーロ圏の今後を暗示しているのかもしれないと言ったら言い過ぎだろうか。

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