タグ: 英語

リーディングの勉強法

効果的だと思われるリーディングをいくつか考えてみました。

効果的だと思われるリーディングをいくつか考えてみました。

1 好きなテーマを読む

人それぞれだと思いますがまずは興味のある分野を読むのがよいでしょう。政治・経済・映画・スポーツ・芸能・国際問題・小説・ノンフィクションなどなどいろいろです。好きなものを読むことが記憶にも残りやすく英語学習に好影響を与えます。

2 速読・精読のメリハリをつける

読む目的も様々ですが、速く読むこととしっかり読むことのメリハリをつけるとよいでしょう。実際のビジネスでは速く読めることが助けになります。また、趣味で読む本なら時間をかけてでもじっくり読んで文法や構文なども研究してみましょう。

3 難易度に気をつける

リーディング学習の為には、易しすぎても難しすぎてもよくありません。自分のレベルと丁度よいくらいか、少しだけチャレンジするくらいの難易度が、英語学習をはかどらせます。

4 毎日続ける

継続すると効果的です。例えば1日目に1時間学習して、2日目は0分よりも、1日目に30分、2日目も30分学習するほうがよいです。英語に毎日触れていないと、忘れやすくなります。逆に少しでもよいので毎日読んでいると、学習効果が上がります。

5 馴染みのない分野も時には読んでみる

1と矛盾しますが、自分の興味のない分野も英語学習のためと割り切ってあえて読んでみるのもよいものです。思わぬ発見があって面白かったりするものですし、広い一般教養があると英文読解もはかどります。

6 日本語の本も読む

時間を作って日本語の本も読んでおくと、英語のリーディングにも役立ちます。予備知識がいろいろつくからです。また、日本語を速く読めることは英文を早く読めることにもつながる部分があります。

ライティング力向上のために

ライティングを上達させる意外な方法教えます。

ライティングを上達させる意外な方法教えます。電車の中でもできます。そんな方法があるのかとお思いの方、だまされたと思って試してください。その意外な方法をお教えする前に…

ライティング上達のためには、1に書くこと、2に書くこと、3に書くこと、4に書くこと、5に書くこと、6に書くこと、7に…、しつこくなってきたのでこのへんでやめておきますが、とにかく書くことです。週末のこと、今日あったできごと、日ごろ思っていることなど、何でもいいから自由に英語で書いてください。「こんなくだらないこと書いても…」なんて、気にすることはありません。誰もあなたが書いた内容にケチをつける人はいないのですから。

そして、日ごろ英語を勉強していて、「ああ、こんな言い方、表現があるのか」と感じたものがあったら、それをメモしておき、その表現を使った作文練習をしてみるのもいいでしょう。

さて、電車の中でもできるライティングを上達させる意外な方法とは、「英語をひたすら読むこと」です。同じことをネイティヴの方が本に書いていたのを読んだ記憶があります。ただし、読むのは何でも読めばいいというわけではなく、必ずネイティヴの人が書いたきちんとした英文を読むようにしてください。しかも読んでいて自分でやや難しいかな、と感じる程度の英文。筋トレと同じように、負荷をかけないと上達しません。そうしているうちに、自分の中にある不自然な(また場合によっては間違った)英語がいつの間にか排除され、正しい自然な英語が身に着き、書けるようになってくるのです。試してください。毎日やってください。3か月もすれば、あなたの書く英語が違ってくるはずです。もちろん、実際に書く練習も忘れないでくださいね。

英語のコミュニケーション

英語でのコミュニケーション技術を磨くにはどうしたらいいか。

英語でのコミュニケーション技術を磨くにはどうしたらいいか。これが本稿のテーマである。

一部に「英語には敬語がなくて全部タメ口ですむから楽でいいや。」と考えている人がいるようであるが,これは英語でコミュニケーションをはかる上でたいへん危険な誤解である。もしそのように考えていた人がいるなら,即刻その考えを改めていただきたい。

英語に敬語はあるか。その答えは,YesでありNoである。「敬語とは何か」をどうとらえるかによって,答えが違ってくる。

日本語には尊敬語と謙譲語というのがある。たとえば,「行く」の尊敬語は「いらっしゃる」で,謙譲語は「参る」である。つまり日本語には,同じ動作を表すのに,尊敬の気持を表すための機能を持った別の語が存在する。しかし,そのような意味での敬語は,英語には存在しない。「行く」という動作を表す表現は,goだけである。

しかしだからといって,英語には他人に対して敬意を表する表現がない,ということではない。「相手に敬意を表する表現」を広く敬語ととらえるなら,英語にも敬語は存在する。

余談であるが,5~6年前,「英語の敬語」という本と「敬語の英語」という本が相次いで出版された。私には「英語の敬語」というタイトルの方が自然に感じられるのだが,どうだろう。おそらく「英語の敬語」に先を越されてしまって苦し紛れにつけたタイトルが,「敬語の英語」なのではないかと思う。(私は「英語の敬語」のほうは書店で開いて見たことがあるが,通訳者の書いた本で初心者にも分かりやすいなかなかいい本だな,と思ったのを記憶している。この項に関連して,興味のある方は読まれてみるといいかと思う。)

以前本でこんな話を読んだことがある。アメリカの会社に勤務する日本人が,部下との関係がうまくいかないと嘆いていた。その人が言うには,部下にきちんとpleaseをつけて仕事を頼んでいるのに,不機嫌な感じで仕事を引き受ける,というのだ。

「駅までの行き方を教えてくれますか」というのを英語でどういうだろうか。

Tell me the way to the station.

Please tell me the way to the station.

Will you tell me the way to the station?

Can you tell me the way to the station?

Would you tell me the way to the station?

Could you tell me the way to the station?

上に6通りの表現を書いたが,だいたい下へいくほど丁寧度が高くなると考えてよい。(Would you ~? とCould you ~? はそれほど丁寧度が変わらないようである)

というわけで,pleaseをつけた表現の丁寧度は下から2番目,あまり丁寧度の高い表現ではないのである。実はpleaseをつけても,命令文であることには変わりがないのである。「pleaseをつければ丁寧になる」という誤解を改めていただきたい。

さて先ほどの日本人の話であるが,pleaseをつけてもそれほど丁寧な表現ではないということを知って,もっと丁寧度の高い頼み方に改めたところ,とたんに部下との関係がスムーズにいくようになったそうである。

長々と書いたが,肝心の結論の部分に入ろう。英語でのコミュニケーションの技術を磨くには,英語特有の丁寧表現を覚えることも大切だとは思うが,それよりもまず日本語でのコミュニケーションの技術を磨くことが先ではないだろうか。普段の生活で他人を敬い,正しい表現のできない人間は,いくら英語のコミュニケーション技術を磨いても無駄である。部屋に引きこもってコンピューターゲームに熱中し,他人とのコミュニケーションがうまくとれない若者が増えていると聞く。携帯電話やEメールなどのコミュニケーションの手段が発達した現代,今一度face-to-faceのコミュニケーションの重要さを見直すべきだろう。

読書の秋

特に良い学習場所です。

ようやく秋らしくなってきましたが、まだ今日当たり日中は暑いですね。それでも真夏の暑さはなく勉強するにはいい季節になりました。以前英語を学習していたが中断している方、新たに英語を学習しようとしている方、皆さん今が絶好の機会です。是非この涼しい時を利用して英語学習を始めましょう。当校(ユニゾン英語学院)は少人数制で、初心者の方には特に良い学習場所です。是非一度ご連絡を!Autumn is the best season for studying!

“launch an artificial satellite”は正しい英語か

英語関係の書物の間違いを指摘するメールを出版社や著者に送ったことが、今までに4回ある。

英語関係の書物の間違いを指摘するメールを出版社や著者に送ったことが、今までに4回ある。これはあら探しをするのを趣味にしているわけではなく、書物の記述を正確にすることが、正しい英語教育のために必要なものだと認識しているからだ(ということにしておく)。著者もしくは出版社から反応は、四者四様である。

①素直に間違いを認める

②反論してくる

③キレる

④無視する

①の例については以前書いたが、今回は②の例について書いてみようと思う。(ちなみに③の例は、東京でTOEIC、TOEFL専門校を運営する某氏である)

ネイティヴと話をしていて、ある本(英語表現集)の中にでている“launch an artificial satellite”という表現が不自然だと指摘された。そのネイティヴは、launchするsatelliteはartificialに決まっているので、わざわざartificialという形容詞をつける必要はないという。

そのことを指摘するメールを出版社に送ると、このような答えが返ってきた。

「artificial satelliteという表現の使用例をインターネットで検索してみるとかなりの数があるので、決して特殊な表現ではない。ネイティヴといってもいろいろな人がいる。中には教養のない人もいるので、ネイティヴの指摘が必ずしも正しいとは限らない。」

とのこと。まるで私の知り合いが「教養のないネイティヴ」に分類されるかのような言い方である。

確かに“an artificial satellite”の用例を検索すると76,800件ある。(検索地域はアメリカに限定。ヒットする数は日々変わるが、これはこの記事を書いている時点での数である。) しかし、ここで問題にしているのはartificial satelliteという表現ではなく、launch an artificial satelliteという表現である。そこでlaunch an artificial satelliteという表現を検索してみると

launch an artificial satellite 32,500件

launched an artificial satelliteと動詞を過去形・過去分詞にしてみると、60件

artificialをとってlaunch a satelliteで検索してみると 183,000件

launched a satellite 69,500件

その差は歴然としている。

したがって、“launch an artificial satellite”という表現は間違いではないが、artificialを入れないほうがより自然になると言って、間違いないだろう。

前の反論に対してこの事実を出版社にメールでつきつけたが、このことについては反論がなかった。そしてこの本は、いつの間に店頭から消えていった…

 
横浜の英語教室の英語講師達によるブログ