英検4級に必要な英語力と学習法について

Ⅰ英検の問題を見てどんなふうに出題されるのか把握しよう Ⅱ英検の各問題の対策を立てよう。

1必要な英語力……中学2年修了程度のレベルで簡単な英語を理解したり、表現したりできる。(読む、聞く、書くの3分野において/面接試験はなし)

2学習法

Ⅰまず、英検の問題を見てどのように出題されるのか把握しよう(出題把握)

(①空所に入れる語句を選ぶ②会話の空所に入る文を選ぶ③長文(案内文/E

メール/長文)④リスニング(応答文を選ぶ/対話についての質問に答える)

Ⅱ英検の各問題の対策を立てよう。(注目して学習すべきポイントの一部を紹介します。上のⅠ①②③④に対応しています。)(傾向と対策)

①単語はまず動詞、名詞が要。それらをしっかり覚える。決まった言い方をするものやグルー プ化できるものは頻出なので整理してしっかり覚える

(例)決まった言い方:take a picture, have a good time, look at the picture, listen to music(特にlisten to のtoを忘れないこと)

グループ化:color:blue,white,black…….season:spring,summer,fall,winter

subject:English.math,science,art.など

②よく出題される重要会話表現はまるごと覚える

(例)Can you~?(~してもらえませんか?)/Can I~?(~してもいいですか?)/How about~?(~はどうですか?)/Here you are.(はい、どうぞ)……….など

③「時:yesterday, last~,today,now,tomorrow,next~」に注目して読む。/広告やお知らせの独特な表現に慣れる:(例)Don’t miss~one week special.(~の1週間特価を逃さないで)/メールや手紙文では送り手と受け手の関係をつかむ(誰が誰に送っているか)、また代名詞に注目して何を、誰を指しているのか注意して読もう/物語文ではいつ・どこで・だれが・なにをして・どうなったかに注意しつつ(情報を整理しながら)読もう、登場人物の気持ち(嬉しい(happy)、悲しい(sad)など)にも注目し質問文の意味をしっかりつかもう。

④リスニングではパターンが決まっているので繰り返し練習しておく。第一部ではイラストから人物の関係や会話の状況を把握しながら聞く、適切な応答を選ぶ設問は直前の発言に注目、第二、第三部では、質問が、普通の疑問文なのか、疑問詞疑問文なのかに注意して聞くこと…その答え方の違いはあらかじめしっかり理解しておくこと。

ふつうの疑問文:Yes,Noで答える/疑問詞疑問文:Yes,Noで答えない

また英語を聞くだけでなく、その後に続いて音読練習をすると効果的。自分で正しく発音できる音は聞いても分かるようになるので。

まだまだ他にもありますが、以上のようなポイントに注目して対策を立てると大変効率的で合格の可能性がグっと上がります。ただ一人で対策本や過去問を解くだけではこういった得点アップの秘訣をすべて押さえる事が難しいでしょう。とりわけ短期間での学習効果はなかなか上げにくいです。

当教室の英語講師はすべての級の英検合格の秘訣を熟知しています。英検の合否が分かる時期には「合格のよろこび」がたくさん寄せられます。しかも対象学年や年齢よりも早い時期で合格される生徒さんが多いです。これから当校で受講される皆さんもきっと同じよろこびを味わえることと思います。ぜひ一度当校に足を運んでみてください。

英検準1級に必要な英語力と勉強法

英検準1級は概ね大学中級程度の英語力が必要とされます

英検準1級に必要な英語力と勉強法について考えてみましょう。

英検準1級は概ね大学中級程度の英語力が必要とされます。大学中級と言ってもいろんんな大学があるわけで、レベルは本当に様々ですが、英検準1級は平均的な大学の中級レベルよりは難しいです。ですから4年制大学の3年生でも、半分以上の大学生は特に準備をしなければ準1級には合格できないでしょう。帰国子女などであれば中学生でも準1級に合格できますが、大人であっても英語が結構得意な人、仕事で使っている人などでなければ準1級は難しく感じるでしょう。この辺りのレベルから段々が専門的になってきます。と言っても高度な専門知識が必要なわけではないのですが、英語が少し得意なくらいでは合格できない人が多いでしょう。特に語彙レベルが高いので、しっかりと対策をしなければ合格は出来ないことになります。具体的には次の項目などがあります。

高度な語彙・論理的な英作文・社会性の高い内容長文読解・難易度の高い文法

勉強法は以下の点に留意しましょう。

語彙:派生語も合わせてチェックする

sympathize (同情する、動詞)sympathy (同情、名詞)sympathetic (同情的な、形容詞)など

英作文:まず、賛成か反対かなど自分の考えを最初に書いてから、その後に具体例で説明する。I agree to the idea, because I think … など。

長文読解:新聞などで社会的問題の予備知識を得ておく。そして英文はなるべく頭から理解し、後ろから前に戻らないようにする。

文法:倒置・分詞構文・複合関係詞などが出題されることが多いので、その分野も注意する。Seldom have I seen such a beautiful picture.など、否定語が文頭に出たときの倒置などにも注意する。

上記のようなことを効率よく学習するには英語・英検指導をしっかり出来るプロにつくことが早道です。当校では英検準1級を熟知した講師陣がしっかりした対策を立てますので、是非一度いらしてください。準1級合格には、独学では時間がかかりすぎます。長文の難易度も上がり、面接試験でも論理的に自分の考えを述べることが求められ、2級までとは明らかに内容・レベルが違います。自宅での学習では、当校での宿題・復習・予習をしっかりこなすことが何よりも大切です。その上で余力があれば、CNNやNHKのビジネス英語を聴いたり、英字新聞・TIME・NEWSWEEKなどを読むようにしましょう。WRITINGの試験もありますから、当校で添削を受けるようにするとよいでしょう。

英検準2級に必要な英語力と勉強法

英検準2級の問題に出てくる単語と、大学入試問題に出てくる単語は、共通するものが多くあるのです。

高校1年生のうちから大学受験について考えるのはまだ早い、または志望大学も決まっていないのに受験対策も何もない、と考えている人はいないですか。そういう人には英検準2級の合格を目指して勉強することをお勧めします。市販の本にも書かれていますが、英検準2級の問題に出てくる単語と、大学入試問題に出てくる単語は、共通するものが多くあるのです。

英検準2級の試験領域は、「日常的な事柄についての会話ができる」「日常的な事柄についての文章を読むことができる」「日常的な事柄についての文章を書くことができる」となっているように、「リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング」いずれも「日常的な」事柄を英語でこなす英語能力を試すテストと言えます。

3番の語句整序問題は、熟語をたくさん覚えることがポイントになります。例えば、並び替えの単語にput, up, withの3語が入っていれば、put up with(我慢する)という熟語をつくると考えてほぼ間違いありません。put up withという熟語表現を知っているかどうかがポイントになります。

4、5の読解問題は、単語力をつけてから取り組んだほうが効果的です。1番の空所補充が半分以上できるようになったら、読解問題に挑戦してみましょう。

以上のことを参考に勉強を進めていただきたいのですが、それではどのような教材を使って勉強したらいいかという点については、過去問が一番いいと思います。市販の模擬試験問題集は、本番よりも難しいものがほとんどで、「こんなに難しいことを勉強しなくても…」と思われるようなものもあります。ただ、過去問を使って勉強する際の問題点は、過去6回分の問題しか手に入らないということです。(古本屋さんに行って過去問を探すなら話は別ですが。)6回分だけでは練習量として足りないと思う人は、身近にいる先生に相談して、易しすぎず難しすぎず、適切な練習問題を用意してもらうのがいいでしょう。Art横浜英語教室は、英検に精通した講師が、受講生のレベルに最もあった適切な教材を用意し、受講生に勉強してもらっている評判の英語塾です。

英検2級に必要な英語力と勉強法

英検2級は大体高校卒業程度の英語力が必要とされます

英検2級に必要な英語力と勉強法について考えてみましょう。

英検2級は大体高校卒業程度の英語力が必要とされます。従って高校3年までの教科書に出てくる内容をしっかり習得することが必要です。具体的には以下の内容があります。

接頭語・同意語・反意語・名詞・代名詞・関係詞・仮定法など

平均的には高校2年生の2月か高校3年の7月までに取得できるとペースとしては良いです。帰国子女や英語が得意の学生は、中学生や中には小学生でも2級に合格する人もいます。また逆に社会人の方でも英語から遠ざかっていてブラッシュアップしたい人は30代、40代で2級を取得する方もいらっしゃいます。準2級までですとまだ初級という感じがありますが、2級までいくとだんだんと資格として意味を持つようになり、英語がある程度できる人なんだなと思ってもらえるようになるレベルです。

具体的な勉強法としては以下の点に留意しましょう。

接頭語の意味に気をつけて覚える

anti-, dis-, non-は「反対」

antiwar (反戦の)

disapprove (賛成しない)

nonfiction (ノンフィクション)

同意語:(セットで覚える)

regular, standard (標準の)

反意語:(セットで覚える)

smile (笑う) ⇔ frown (しかめる)

(上記のことは単語を効率的に覚えることに役立ちます。)

名詞:

物質名詞の数え方(a glass of milkなど、容器を使って数える)

集合名詞の数(The committee were willing to agree. 集合名詞を構成する個々の人を考えて複数扱いする場合がある)

代名詞:

繰り返しを避けるために使うthat (The climate here is just like that of Spain. Thatはthe climateのこと)

関係詞:

前の節全体を先行詞とするwhichの用法(Susan said she hated snakes, which was a lie.)

仮定法:

事実に反する仮定(If he gave up smoking, he might be loved by them.)

上記のような点をしっかり学習するには、指導の方法を知っている専門学校にいく必要があります。当校は英検各級を研究した教材があり、それを熟知した講師陣がいますのでお勧めです。また、ラジオ講座を聴いたり、(やや難しいですが)CNNを聴いたりするのもよいでしょう。ただし聞き流すのではなく、聴いたものを書き取ったり、聴きながら同時にしゃべってみるなど、効率よく集中して聴くことが大事です。2次試験の面接では、2級の面接形式によく慣れておく必要があります。面接で聞かれる内容はある程度決まっていますので、形式に慣れておくことでかなり得点が上がります。もちろん、英語を話す力そのものもしっかりつけておきましょう。当校ではこういった指導も英検面接官などがしっかり行いますので、是非一度いらして下さい。

国連英検B級

上級の学習になればなるほど、独学では難しいものです

国連英検(正式名称:国際連合公用語英語検定試験)B級に合格するためにはどうすればよいでしょうか。

1 学習プラン

B級では、英字新聞や雑誌の比較的やさしい記事、日常生活で遭遇する場面を扱った会話文、読みやすい随筆や短編小説などが理解できる読解力が要求されます。レベルはインターネットや雑誌の情報を活用できたり、電話の応対が大きな支障なくでき、日常生活で自由に意志を伝えられるコミュニケーションレベルです。英検でいえば大体準1級、TOEICは概ね750点くらい相当です。この級から平均的な英語のレベルの人たちより上の人たちが集まるようになってきます。多少でも英語の得意な人が集まるので、その中でも特に自分の得意なもの(例えば速読・日常会話・英文法など)を持つようにすることです。

2 学習の方針

高卒レベルの英語力は完全に把握するようにします。さらにその上に語彙力、多少の専門知識を持つようにします。試験出題トピックが国連の活動に沿って、世界平和、地球環境、世界政治、世界経済、人権などですから、普段からそういった問題を意識して情報を収集することが求められます。

3 アドバイス

B級に合格するには普通の英語の力ではだめです。少なくとも英語が少しは得意であるべきで、そのためにはそれなりの努力が必要です。また、B級では国際時事問題をテーマとした作文問題(ウェイト20%)が設けられていますから、過去問等でよく傾向を把握し、論理的な英文を書けるように訓練することも必要です。

4 何をどれだけやれば合格できるか

英語力は英検でいえば準1級レベルの力をつけること。すなわち、文法的には高校学習範囲はすべて理解し、さらに応用となる「倒置・省略・強調構文」などもある程度は把握しておくことです。作文問題があるので、英文での論文の書き方(最初に意見をはっきり述べて、その後で理由を説明するといった書き方)もよく練習する必要があります。国連が取り扱うテーマは政治・軍事・経済から食品・医療まで国や個人生活が密接に関わる課題を提示していて、このような広範囲なテーマが問題として出題されますから、普段から英字新聞(JAPAN TIMES、DAILY YOMIURIなど)をよく読み、英語で自分の考えを述べることが出来るようにしておくことも必要です。

上級の学習になればなるほど、独学では難しいものです。学習の仕方を体系的に指導できるプロに教わるべきです。横浜にある当校では英語指導を熟知した講師陣が、上記プログラムを効率的に指導いたします。是非一度ご来校を!

 
横浜の英語教室の英語講師達によるブログ